発音記号を覚えよう — 辞書の IPA (国際発音記号) の読み方

発音
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単語の正しい発音がわからないとき、どうしていますか? もしも音を聞ける環境にいる場合は、インターネットで検索して実際に発音している音を聞くのがてっとり早い方法の一つです。ただ、その場合は音が正しく聞き取れていることが前提となります。たいていの辞書には発音記号もついていますから、不安な場合はそれも確認すると良いでしょう。多くの辞書では単語の発音を IPA (国際音声記号) という記号で表現しています。これは、英語以外にも様々な言語の発音を表記するための記号です。ここでは、この IPA の読み方を紹介します。

スペルと発音の関係にあるルールを覚えて知らない単語に強くなる
function say(word, lang) { const s = new SpeechSynthesisUtterance(word); s.lang = lang ? lang : 'en-US'; window.speechSynthesis.speak(s);} button.say { margin-right: 0.5rem; margin-top: 0.25rem; margin-bottom: 0.25r...

母音の発音記号

発音記号と、その発音記号を含む単語の例を一覧します。まずは母音です。▶ ボタンを押すと、ブラウザのスピーチ機能を使って発音を確かめることができます。単語のリンクは外部の辞書のページです。

IPA 記号単語例例の発音
ebedbed
æcatkæt
ʌfunfʌn
ʊputpʊt
əcommonˈkɑː.mən
ɪkitkɪt
ihappyˈhæp.i
usituationˌsɪtʃ.uˈeɪ.ʃən
ɒwash (UK)wɒʃ
i:needniːd
ɜ:turntɝːn
ɔ:boredbɔːrd
u:twotuː
ɑ:startstɑːrt
ɪəweary (UK)ˈwɪə.ri
care (UK)keər
faithfeɪθ
ɔɪboybɔɪ
flyflaɪ
əʊaloneəˈloʊn
househaʊs
ʊəcure (UK)kjʊər

子音の発音記号

つぎに子音です。

IPA 記号単語例例の発音
ffishfɪʃ
vviewvjuː
θthinkθɪŋk
ðthisðɪs
sseasiː
zzonezoʊn
ʃsheʃiː
ʒcasualˈkæʒ.uː.əl
hhelloheˈloʊ
ppinkpɪŋk
bbedbed
ttaketeɪk
ddipdɪp
kcashkæʃ
ggasɡæs
ʈʃcheesetʃiːz
joydʒɔɪ
mmadmæd
nnotenoʊt
ŋsongsɑːŋ
rringrɪŋ
jyesjes
wwallwɑːl
l / ɫleaf, milkliːf mɪɫk

アクセント記号

ˈ (primary stress) や ˌ (secondary stress) はストレスを置く場所です。ストレスを置く記号の直前に記述されます。例えば、Cambridge Dictionary によると動詞の produce の発音記号は prəˈduːs ですが、ここでは d がストレスを置く場所となります。名詞の場合は ˈprɑː.duːs ですので、ストレスを置く場所は p です。同じスペルの単語でも品詞によってアクセントが変化するので、アクセント記号が読めるだけでも辞書の使い方の幅が広がりますね。

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音節を区切る記号

. (syllable break) は音節 (シラブル) の区切りを表現する際に用いられます。例えば、Cambridge Dictionary によると stranger の発音記号は ˈstreɪn.dʒɚ ですから、この単語はふたつの音節から成ることが分かります。英語の俳句では 5/7/5 をシラブルで数えるそうです。

参考

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