discreet と discrete の違いと覚え方 – 紛らわしい単語たち

学習法
スポンサーリンク

discreet と discrete はどちらも一般的 (SVL Level 9 と Level 12) な単語ですが、発音や品詞が同じで見た目も似ているため区別が難しかったり、覚えづらいと感じることがあります。両者を比較し違いを整理することで、紛らわしさをクリアにしましょう。

discreet と discrete それぞれの意味

discreet (発音記号: diˈskrēt) には形容詞で「配慮した」「傷つけないようにする」とか、「慎重な」「用心深い」また、「口外しない」「守る」「目立たない」といった意味があります。

一方、discrete (発音記号: diˈskrēt) には形容詞で「分離した」「別々の」「不連続の」「離散的な」といった意味があります。

見た目の特徴で覚える

両者は発音や品詞も全く同じで、スペルもアナグラムになっており、最後の二文字があべこべになっているだけです。

  • discreet
  • discrete

discreet は e がふたつ並んでいます。「分離した」「別々の」の意味を持つ discrete は e がバラバラになっていますね。「discrete は分離してるほう」と覚えられます。

語源で覚える

異なった意味を持つ discreet と discrete ですが、実はどちらも同じラテン語の discretus から来ています。Wiktionary によると、語源である discretus には「分離した; separated」「区別された; differentiated」「分別がある; prudent」「用心深い; prudent」といった意味があります。「分離した」「区別された」というのは、discrete の意味と同じですね。一方、「分別がある」「用心深い」には discreet に通じるものがあります。

それぞれに異なるルーツがあれば区別するためのヒントになりそうなのですが、なんと同じ単語が元になっていたんですね。語源が共通であることを知ったうえで、慣れないうちは見た目の特徴で違いを覚えるのが良さそうです。

参考

タイトルとURLをコピーしました