You say potato – Better Call Saul S1E8 で学ぶ英語フレーズと意味

海外ドラマ Breaking Bad のスピンオフ作品である Better Call Saul (ベターコールソウル) シーズン1エピソード8 (Rico) に登場するフレーズの意味と使い方について解説します。各シーンの時間は Netflix での再生時間です。

third time’s the charm

03:16 頃。Jimmy が司法試験に受かったことを Chuck に報告してはしゃいでいるシーンでの一言。

I failed it the first two times, but I guess it’s like losing your virginity.
Third time’s the charm.

“Third time’s the charm” で三度目の正直。これを四度目、五度目の正直と言いたければ third を fourth や fifth にします。また、この charm は lucky で置き換えて使われることもあります。

don’t mind if I do

04:53 頃。HHM のオフィスの一角で Kim たちが Jimmy を祝ってケーキを食べているところに Howard がやってきたときのシーン。

Kim “Would you like some cake?”
Jimmy “Oh, here.”
Howard “Don’t mind if I do.”

“don’t mind if I do” は、食べ物や飲み物をすすめられてそれを受け入れる場合の返答フレーズです。「いただくよ」「いただきます」といった感じ。作中のように、主語を省略することもあるようです。

a stopped clock is right twice a day

14:39 頃。Jimmy が見つけた詐欺を Chuck に説明しているときの台詞。

Even a stopped clock is right twice a day.

信頼できない人や物でさえ、偶然にしろ時たま正しい場合があるということを言うフレーズ。ふつう、針の止まった時計を見ても正しい時間を知ることはできません。それでも、1日に2度は正しいことから。ここでの時計は Jimmy 自身を指していて、「運良くたまたま見つけたんだ」といったことを説明しています。

mom and pop

14:42 頃。上記に続いて、小規模な施設の話ではないようだ、といったとを言う Jimmy。

This is no mom and pop outfit, okay? I dug around a little.

このように、家族で経営しているような小さなお店を指して mom-and-pop という形容詞が使われることがあるようです。

what gives?

15:37 頃。詐欺が見つかったことに気付いた老人ホームの受付女性に来訪を拒否された Jimmy の一言。

Okay. What gives?

“What gives?” で、「どうしたの」「どういうこと」といった、起きていることの理由をたずねる意味になります。文脈によっては “How are you?” の意味で使われることもあるようです。作中では前者の意味になります。

at quarter to 2

19:15 頃。電話で、Stacey が Mike に Kaylee のベビーシッターを頼むシーン。Stacey 1:45に来てくれるか Mike にたずねます。

Stacey “At quarter to 2?”
Mike “I’ll see you then.”

どうやら時刻を表しているようですが、4分の1を意味する quarter を組み合わせるとどういう意味になるのでしょうか。2時の15分前? それとも後?

“quarter to two” や “quarter of two” で2時15分前、つまり1時45分を意味するそうです。したがって、これらを “One forty-five” と言うことももちろんできます。

You say potato, I say sth

22:55 頃。ゴミ箱の中にいる Jimmy に、老人ホームの代理人 Rich からの電話がかかってきたシーン。詐欺の証拠をシュレッダーにかけていたことについて、Rich は白々しくも、書類をシュレッダーにかけることはどこの企業でもやっている普通のことだと言い張ます。それに対しての Jimmy の台詞。

You say potato, I say spoliation.

このフレーズは、1937年の映画 “Shall We Dance” の作中に使用された曲 “Let’s Call the Whole Thing Off” がオリジナルのようです。その歌詞では、同じ単語でも地域や社会階級の違いなどによって異なる発音/アクセントの対比が多用されています。例えば either、neither、tomato そして potato 。具体的には、歌詞の一部を見た方が早いでしょう。

You say either and I say either
You say neither and I say neither
Either, either Neither, neither
Let’s call the whole thing off

You like potato and I like potahto
You like tomato and I like tomahto
Potato, potahto, Tomato, tomahto
Let’s call the whole thing off

同じ either という単語を「あいざー」みたいに発音する人もいれば「いーざー」みたいに発音する人もいます。転じてここでは、同じことを言う2つの言葉の取るに足らない違い、違いのどうでもよさ、を表現しています。Jimmy は、自分の主張している「証拠隠滅行為」を、Rich が (都合の悪い面を無視したうえで) 違う言葉で言っているにすぎない、と言っているのです。ちなみにこのバリエーションとして “potayto, potahto” や “tomayto, tomahto” といったフレーズもあるようです。

it’s your smoking gun

29:47 頃。シュレッダーにかけられた紙を元の書類に復元した Chuck。 Jimmy に「これはなに?」ときかれて「動かぬ証拠さ」といったことを答えるシーン。

Jimmy “What’s this?”
Chuck “It’s your smoking gun.”

“smoking gun” は決定的な証拠という意味で、本来は犯罪などのよくない行為の状況証拠を指して使われます。発砲したばかりの銃が煙を上げている様子からきています。シャーロック・ホームズに出てくるフレーズが起源なのだそうです。近年では意味が広がって、犯罪とは関係のない行為 (例えば科学的な仮説の検証) にも使われるようになっているとか。

keep this under your hat

32:49 頃。電話で、Jimmy が Kim に協力をあおいでいるシーン。Jimmy が「ここだけの話だけど、これは大ごとになるよ」といったことを言う台詞。

Yeah. Keep this under your hat. Bit it’s gonna be huge.

keep sth under your hat で「秘密にしておいてくれ」「公にしないでくれ」、といった意味。帽子に隠しておくということなんでしょうか。

参考

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