Cross a line – フレーズの意味と例文を Better Call Saul S1E2 から

フレーズ
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海外ドラマ Breaking Bad のスピンオフ作品である Better Call Saul (ベターコールソウル) シーズン1エピソード2 (Mijo) に登場するフレーズの意味と使い方について解説します。各シーンの時間は Netflix での再生時間です。

cross a line

08:50 頃。スケートボーダー2人を追って後から来た Jimmy (Saul) が Mijo (Tuco) の家で弁明しているシーン。

Now, at this juncture, I am deducing that they said or did something … that crossed a line, and you, with some justification, you put them in their place.

“crossed a line” というフレーズは、この回の終盤 44:00 あたりにも出てきます。

I crossed a line. I made a mistake.

“cross a line” または “cross the line” は文字通り (最後の) 一線を越えてしまうことを比喩したフレーズです。その線 (しきい) を越えることはよくないこと/不適切なことだけど、越えてしまうことです。そういった意味になります。

ちなみに台詞の最初のほうにある “at this juncture” は “at this time” のように「この時点で」を意味します。”deduce” は推定や推測をするという意味の動詞です。

台詞の最後にある “put them in their place” というのもまた別の慣用句です。”put someone in someone’s place” で謙虚にさせる、威厳を低める、身の程をわきまえさせるといった意味になります。

nuclear option

09:25 頃。Jimmy がスケートボーダ2人の安否について言及して「殺すのはやりすぎだよね」というようなことを言うシーン。

Why jump to the nuclear option?

“nuclear option” 、核というキーワードから想像できるように「最終兵器」「最後の手段」といった意味でここでは使われています。いきなり最終手段に出なくてもよくない? ということですね。最後の手段という意味では “last resort” という言葉もよく使われます。

light on

You’re light on stickers.

35:55 頃。駐車場のステッカーが足りないことを Jimmy に告げる Mike の台詞。”be light on something” は、それ (something) が十分でないとか足りないといったときに使われる表現です。

ちなみに be 動詞が前に来ない場合は全く違うものになります。つまり、light が動詞として使われている文での “light on something” というフレーズには、偶然見つけるとか発見するといった意味があります。

さらに蛇足ですが、LをRに入れ替え “right on!” とすると、「やったね」「その調子」のような同意または承認を表現するフレーズになります。

educated guess

I’m gonna make an educated guess what happened here.

08:20 頃。”educated guess” は経験や知識に基づいた推測を指します。当てずっぽうやなんとなくの適当な予測 (random guess) とは違い、ある程度の経験や知識を根拠にしています。

その他のフレーズ

  • 35:40 頃: “Petty with a prior.”
    • “Petty theft with a prior” のことのようです。
  • 37:40 頃: “Meet me halfway.”
    • “Meet someone halfway” で someone と歩み寄る、妥協することです。

参考

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